陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





〝人聞き悪い〟と、片足だけベットに上げてこちらを向く。上がっていない方の膝を私の膝にくっつけてじっとこちらを見つめてきて、眉間に皺も寄っていないし怒っている雰囲気でもないのに、無表情で見てくるから何を言われるのかと構える。




櫂「人聞き悪いついでに、一つ文句。お前はすぐ勘違いして俺を避けるよな?」


「それは何も言えない…」


櫂「灯早は俺に嫉妬しがち。本当、面倒くさいやつ」


「うるさい…」


櫂「いつも俺に何も聞かないで嫉妬して。崩れかけたところで誰かが助け舟出して、勘違いだって分かってほっとして」




耳が痛い言葉に、これ以上聞かないように耳を塞ぐ。言われるのを分かっていて自分からは切り出さなかったのに、真っ当な指摘を受けると凹む。


口を読まないように目も瞑ると、頬に櫂くんの手が触れて、目を開けてしまった。頬を片手で挟まれた状態で目の前の櫂くんとしっかり目が合い、塞いでいた手が無意識に下がる。




櫂「どうしたら、俺が灯早に一途だって分かってくれる?」


「…そうなの?」


櫂「気づいてなかったか…」


「分かんないよ。いつも不機嫌だし」


櫂「言葉にしてるだろ?行動にだってしてる」





大きな部屋の真ん中に、密着して向き合う二人。服の擦れる音、ベットの軋む音、吐息。全てに心臓が跳ねるように波打ち、触れられた櫂くんの手に伝わってしまいそう。




櫂「キス、する?行動で俺が灯早のこと、好きだって伝える」


「…しない」