陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





誤解もなくなり、ご飯を美味しく食べて楽しく盛り上がれた。二時間ほど盛り上がった後、お母さんから連絡が返ってきていたことを思い出して、そっと抜け出して自分の部屋へ。



〝誕生日おめでとう。最後にこれだけ言わせてね。〟他にメッセージも来ていたけど、この一文しか目に入ってこない。


もう期待しない。そう決めて送った文に対して、それを受け入れてくれた返事。そして、最後の最後に今日まで忘れられていたかと思っていた、私の誕生日を祝うメッセージ。




「知ってたんなら毎年言ってよ」




今言って、もう戻るつもりもないし、最後の捨て台詞のように吐き捨てて携帯を閉じた。これで終わり。和解というより、半強制シャットダウン。自分の中でケリをつけられて、ホッと肩を撫で下ろし、ベットに寝転んで沈み込む。




櫂「灯早、いる?」




ぼーっとしていると、櫂くんが扉を叩いてきた。私がいないのがバレたらしい。




「いるよ」


櫂「入るけど」


「どうぞ」



ベットから起き上がる気もなく、寝転んだまま櫂くんを迎えると、〝主役が部屋で休んでんじゃねぇよ〟と私の隣にドスンと座ってきた。のそのそと起き上がり、ベットサイドに足を垂らして櫂くんの隣に座り直す。



「今日はありがとう。誕生日を知られてるとは思わなかった」


櫂「ここ入る時にサインした契約書に書いてあったから」


「職権濫用ってやつだ」