陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





何だ。二人、付き合ってなかったんだ。そう思ったら肩の力が抜けて、頭も垂れ下がった。泣いちゃったじゃん。あれも勘違いだったってこと?善くんは、どこまで分かってたんだろう。


頭を上げて善くんに近づき、耳元で聞いてみる。




「二人が付き合ってるかもって泣いて話した時、櫂くんのこと殴っておくって言ったけど、あれも演技だったの?」


善「あれはマジかと思ってた。サプライズだけは聞いてたから、最悪の誕生日にはさせてあげたくなくて。でも灯早ちゃんが不安になったのは事実だし、ちゃんと殴っとく。ごめん」


「…ありがとう」


櫂「おい、近いそこ」




ヤジが飛んできてすぐに離れたけど、善くんの純粋な優しさに触れられた日になって、良かった。善くんに微笑むと、微笑み返してくれて肩を二回叩かれた。そして、状況が分からず置いてけぼりだった園田さんが、手を一度パンと叩く。



園「さ。よく分かんないけど、色々と丸く収まったようだし、灯早ちゃんの誕生日を祝おう!」




園田さんが作ってくれたというお店のオードブルのような華やかなご飯を、善くんがお皿に取って私に渡してくれる。受け取ると、そのタイミングを見計らったように玲奈が私の隣に来た。


疑っていたのが抜け切らないのと、私の勝手な勘違いで暴走した申し訳なさで、萎縮する。