陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





善「全部まわろうと思うけど、どれから遊ぶ?」


「え!?ヘロヘロになっちゃう…」




どのゲームも運動神経抜群の善くんは、卒なくこなしてクリアしていく。それを一歩離れた場所からへたり込んで応援する私。




善「ほら!灯早ちゃんが動かなきゃ意味ないよ!」


「体力もたない…」


善「じゃあ、あれ行こ!」




指差した先は、ボールプール。競うものではないから、あれなら良いかな。と思ったのも束の間、手を引っ張られてプールの淵まで来ると、中に誰もいないのを確認して、私をプールに引き摺り込んだ。




「うわっ!」




水じゃないから溺れないけど、視界いっぱいにカラフルなボールがあって、自分が今どういう体勢なのか理解できないほど。善くんも、〝ボールに溺れる!〟とはしゃいでいる。




「善くん!」


善「ん?どうした?」




ぷはっと顔を出した瞬間を見計らって、ボールを軽く投げつけた。顔に当たるのを防ごうと手を出していたけど、全然間に合っていなくて、善くんはそんなヘンテコな自分に大爆笑。私も釣られて声を出して笑った。




「当たってるよ(笑)」


善「手出したけど、意味なかったね(笑)」




楽しい、面白いという素直な感情だけで、お腹が捩れるほど笑えて、久しぶりに大笑いしたと思う。


一時間ほど思い切り遊んで、さすがの善くんも疲れたようだ。飲み物を買ってきてくれて、トランポリンの上で寝転ぶ私に、〝ほいよ〟と投げてくる。