陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





玲奈に先を越されたので、家に帰ってから聞くことして、暇つぶしに図書館に向かうことに。櫂くんに話しかけた玲奈は、私から逃げるように櫂くんを連れ去って先に教室を出て行き、何やら隠し事をしているように見える。


聞かれたくない話は誰にでもあるし、気になるけど干渉はしない。善くんはハーレムたちとの会話に夢中で、まだ教室からは出そうになかったので、一人で図書館に向かった。




「あ、園田さん!花の植え替えしてくれてるんですね」


園「灯早ちゃん。もう秋だからね。家の手入れで精一杯だったけど、今は灯早ちゃんが家を手伝ってくれてるから、余裕を持ってできてるよ」




久しぶりに大学で会った園田さんと雑談をして、図書館へ。勉強は好きじゃないけど留年はしたくないから、嫌々向かう。足取りは重く、視界に入る緑に邪念を取ってもらっていると、さっき足早に教室を出て行った二人が木の幹に隠れるように話し込んでいるのを見つけた。


図書館がある棟の手前の棟、人が通るような道ではない、室外機の前。




玲「それでね…」




聞きたくないのに、足を止めてしまった。玲奈の高い声が時々聞こえるけど、何を話しているのかまでは分からない。櫂くんも玲奈の話に真剣に耳を貸している。目までしっかり合わせて、私を避けてまで大事な話といえば、思いつくことが一つ。


玲奈の表情は少し照れていて、耳も頬も赤い。櫂くんの表情も明るくて、何度も大きく頷いている。挙句の果てに、櫂くんに訴えかけるような目を向ける玲奈。