陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





櫂「早く出な。気づかれる前に行かないと、面倒」


「それは、あなたがでしょ?まぁ私もですけど」




筆記具をカバンにしまい席を立つも、私の存在に気付いていないかのように、女の人たちとの会話に夢中な善さん。ここまで来ると、さっきの櫂さんの〝女が近くにいれば誰でも良い〟が冗談に聞こえない。


ちらっとこちらを見ていた櫂さんに軽く会釈して、教室を出た。言葉に棘はあるし邪魔扱いはされるし自分勝手だけど、私が善さんに絡まれる前に出て行かせてくれたのかと思うと、少しは優しさもある人なのかもしれないと、櫂さんの暖かさを感じた。