陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい




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僕の母親は、刑務所にいる。罪名は、殺人。元々父親へのDV癖があって、いつの日からか火種が僕にも飛び、同じように虐待を受けるように。手をあげられるのは日常で、目が合うだけで殴られていた。


叩かれて暴言を吐かれて、でも痣だらけの僕を見るとごめんねと僕を抱きしめてくれる。その優しさをずっと信じたかった。本当の母親は優しくて、僕を叩く時は別人格なんだって。



でも違った。ある日、学校から帰ってくると、リビングでお父さんが体を真っ赤にしてうつ伏せで横たわっていた。




「お父さん?ねぇお父さん!」


「お父さん…、もう生きてないと思う。殺しちゃった」




何度体を揺さぶってもびくともしなくて、顔は真っ青。




「…え?お母さん、お父さんを殺したの?」


「善も死にたい?お母さんが殺してあげるけど」




お母さんの手には刃先が真っ赤に染まった包丁が握られていて、このままだと本当に僕まで殺されると、子どもながらにちゃんと理解できた。


凶暴化して刺される前に、にやっと笑うお母さんに腰を抜かしながらも、這いずって家の外に出る。




「大家さん!大家さん!」




僕の体に痣があることを知って、よく気にかけてくれていた大家さんの玄関扉を、何度も叩いて助けを求めた。




「はいはい。…善ちゃん、その血!」




血まみれの手を見て、バランスを崩すくらい僕の服を引っ張って家に入れながら、外の様子を一瞬伺い、すぐに扉を閉めて鍵も閉める。