陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい





他所行きの口角を上げただけの笑顔で微笑まれると、〝じゃあ行ってきます〟と出て行った。いつもなら櫂くんと私と三人で絶対に行きたがるのに。遅れてキッチンに入ってきた櫂くんは、そんな善くんを同じように不審な目で見送る。




櫂「あいつが一人で行くなんて、珍しいな」


「めっちゃ避けられてる。今も笑顔が他所行きだったし」


櫂「お前、嫌われてるじゃん(笑)」




お弁当は受け取ってくれたし、挨拶もしたからセーフと思いたい。爆笑する櫂くんに助けを求めたけど、〝頑張れ〟とだけ言われる始末。善くんに用があったらしい櫂くんも、追いかけるように家を出て、私も一限に遅れないように準備を済ませて家を出た。




「行ってきます!」


園「はいはい、気をつけてね」




園田さんの落ち着きのある低く渋い声に、今日は帰ってきたら花の水やりをしようと決めた。