私はホームのベンチに腰を下ろした。
ホームにはまだまばらに人がいた。
週末だから酔っ払ってご機嫌の人も多いし、もうすぐ三月だからか空気はひんやりしているけどどこか穏やかだ。
それで、ふと気がついた。
山田先輩に再会してから、そろそろ一年が経つ。
私が先輩と高校で過ごした期間と同じくらいだ。
あのときより、先輩は私に思っていることを口にするようになった。
高校のときは私が隙あらば先輩にじゃれついていたけれど、先輩から私に声をかけたり連絡をすることなんて全くなかった。
そんな先輩が、「戻ったら」と言ったんだ。
なのに、待たなくてどうする。
でも、私はもう待つだけは嫌だった。
泣いてすがるだけの後輩はもうおしまい。
私は今度こそ、あなたに思いを伝えないといけないのだ。
ホームに強い風が吹き込んだ。
終電の一つ前の電車が走り去る。
冷たい風に髪を揺らしながら、立ち上がった。
今ホームにいるのは私と、エスカレーターから上がってきて、泣きそうな顔でこちらを見ている山田先輩の二人きりだった。
ホームにはまだまばらに人がいた。
週末だから酔っ払ってご機嫌の人も多いし、もうすぐ三月だからか空気はひんやりしているけどどこか穏やかだ。
それで、ふと気がついた。
山田先輩に再会してから、そろそろ一年が経つ。
私が先輩と高校で過ごした期間と同じくらいだ。
あのときより、先輩は私に思っていることを口にするようになった。
高校のときは私が隙あらば先輩にじゃれついていたけれど、先輩から私に声をかけたり連絡をすることなんて全くなかった。
そんな先輩が、「戻ったら」と言ったんだ。
なのに、待たなくてどうする。
でも、私はもう待つだけは嫌だった。
泣いてすがるだけの後輩はもうおしまい。
私は今度こそ、あなたに思いを伝えないといけないのだ。
ホームに強い風が吹き込んだ。
終電の一つ前の電車が走り去る。
冷たい風に髪を揺らしながら、立ち上がった。
今ホームにいるのは私と、エスカレーターから上がってきて、泣きそうな顔でこちらを見ている山田先輩の二人きりだった。



