一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―




AM11:30

スタジオAに、flying-Hiメンバーとスタッフさん全員が再び集まった。


移籍組にも、私たち推薦組にも、緊張感が漂う。



ユウキ達を見れば、髪が濡れている。汗のせいか。


練習に相当時間を割いたんだ。
どんな完成度のものが出てくるのかとひやりとした。


入り口に近い壁際に設置した長机には、SEIKOさん・歌唱トレーナーの(さえ)さん、ダンストレーナーのRyoさんが並ぶ。


評価役といったところだろうか。


その後ろには宇都さんをはじめとしたスタッフさん達。
それから、ビデオカメラも回っている。


「さて、早速始めましょうか。どっちのユニットからいく?」

「僕達から行きます」


SEIKOさんの問いかけに、間髪入れずに挙手したのはユウキだ。


その後ろで、蓮が「マジかよ」みたいな顔してる。
昊はぼんやりとどこか遠くを見ていた。


「OK.じゃあユウキ・蓮・昊ユニットからやりましょう。スタンバイして」


フロアの中央で3人はスタンバイする。

センターはユウキ。その両サイド、斜め後ろに控えるように蓮と昊がポジョンをとった。