早すぎる梅雨は、6月を迎える頃にはもう姿を消していた。 アスファルトを照らす太陽の光はもう鋭くて、ジメジメとした夏の気配を感じさせる。 UVカットパーカーを着て、深く帽子をかぶって、日焼け対策バッチリで人の行き交う道路を歩く。 レッスンスタジオまであと少し。 エアコンの効いた部屋に早く駆け込みたくて、自然と足が速くなった。