一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―


急にテンションが下がる声のトーン。
余裕顔が、目の前で薄く微笑んでいる。


――まただ。南は急に大人っぽくなる時がある。


不意打ちくらった心臓が、ドクンと鳴って止まった気がした。


「わた――……俺はない、から、聞いたんだけど……っ」

目を合わせてられなくなって視線が落ちる。

なんでか息がしづらくて、うまく喋れない。


「ふはっ、ないの?そりゃ解像度低いって言われるわな」

笑って揺れた南の顔がより近づいて、鼻先が触れ合いそうになる。

ごくりとなった喉の音が、耳の奥で籠って響いた。

「南っ、――あの、」

「ん?」

「近い……ッ」


心臓がもう限界。

一歩間違えたら、事故ってしまいそうな距離感なんだもん。