「ま、家のためにアイドルやってる奴がこんな必死んなってんのもおかしな話だけどネ」 けど、違ったのかもしれない。 「本当のこと、言えばいいのに」 「えー、ヤだよ。俺のキャラに合わないもん」 今は蓮のことが、家族思いの年相応の男の子に見える。 「そんなことないよ」 仲間のそんな一面を知れたことが嬉しくて、無意識に笑みが溢れる。 「少なくとも俺は、家族想いな蓮も好きだよ」