ハウスクリーニング山代には休みが無い

「いっつもそうだ。俺は毎回失敗ばっかで不運な目にあってばっか」

「んな事ねぇって」あるけど。

「ひと美ちゃんにはフラれるし、風ちゃんみたいにカッコよくなけりゃ喧嘩も弱いし。俺なんてもういっそ……死んじゃえば良いんだ」

「は?…今何つった?」

「そうだよ風ちゃん…俺死ねば良いんだよ!だってさ、死ねばもう何も悩まなくて良いし苦しまなくて良いし、幽霊になれば何やってても誰にも見えないし空だって飛べんだからめっちゃ自由じゃん!?天国だよ、天国!!好きなだけガンプラ作れるし映画館だって無料で入れ…」

「……馬鹿じゃねぇの?」

「え?」

俺は頭に来てプールに飛び込むと爽太の頬をおもいきり殴った。

「痛って…!!何すんだよ!?」

「お前が何処まで本気でそんな言葉言ったか知らねぇけど、世の中逆らえない病気だとか事件・事故に巻き込まれて生きたいのに生きれなかった奴が山ほど居るんだ、簡単に死ぬなんて口に出すな!自分から死のうとすんな!自分で自分を殺そうとすんじゃねぇよ馬鹿っ!!」

「…っ、なんだよ…偉そうに…なんだよ、なんだよっ!!お前なんか俺の苦しみなんて何にも分かっちゃいないくせに!!」

爽太は俺を殴った。

「分かってたまっか!おめぇだって俺や皆がどんだけ爽太の事心配してたか理解しようとしないくせに!!」

俺は爽太を殴り返した。

「煩い!黙れ!」

爽太は俺をまた殴った。そのたびに俺は殴り返した。

周りの人達が慌てて止めに入ってきたが俺達は構わず殴り合いを続けた。

「風ちゃんなんて風ちゃんなんてーっ!!」

「俺が何だよ!?言いたい事あんなら言ってみろコラッ!!」

「馬鹿野郎っ!!」

「そしたらお前なんかうんこ野郎だ糞野郎が!!自殺しようとした事親に謝れ!!長沼達に謝れボケ!!」