ー『友人に誘われて参加したら何か受賞しちゃいました!』
『えっ?プラモ作り?初めてです!って言うかガンダム観た事ないし』
『僕元々図工は得意なんで大変じゃありませんでした。ガンプラも1時間くらいで作れましたし。受賞したのもラッキーみたいな?あははっ!』
1週間前、爽太が1年かけて作った自信作のガンプラが初めて出したコンテストで落選したと落選の通知書を持って爽太は泣きながら俺に言いに来た。
そして受賞したのは今朝テレビに映って1時間で作ったと笑いながら話していた中学生の男子だった。しかもそいつはガンダムを知らないと言う。
そんなやつが適当にふざけて参加して優勝したとなれば一生懸命本気で作り続けてきた爽太からしたらもうショックで仕方ないに決まってる。
「爽太の馬鹿、どこ行きやがった!?」
空中から探しているとシーズー柄のファンシーなヘリが俺の方に近付いてきた。
「これ息子!こんな所で何してんだっけ!?」
「えっ、親父!?そのヘリ何した!?うぢさヘリなんてハイカラなもん無がったべっちゃ!?」
風ちゃ〜ん!とお袋まで一緒に乗っていたので驚いていると
「いやぁ、久しぶりだな、風ちゃん!最後に会ったのは一昨日だっけ?」
「うふふっ、違うわよ貴方!昨日の夕方ぶりよ!」
と天也の両親がヒョコッと顔を出してきた。どうやらこのヘリは乾家の自家用ヘリだったらしい。
「天ちゃんから連絡来て何だが爽ちゃん行方不明になったらしいっつうがら、皆で探してたんだ!」
「そうか、天也が!んで、見づがったの!?」
「すみんプールだど!」
「あ!?すみ…なに!?訛り過ぎて分かんねぇよ!」
「風ちゃん、市民プールよ!爽ちゃん今泳いでるって情報が届いたって柊ちゃん達から連絡が入ったわ!」
「んで、父ちゃん達このまま始末屋の集会さ行って来っから気をつけて家さ帰ぇんだど!」
「夕飯冷蔵庫に入れてきたからチンして食べなさいね〜!」
「ちょっ、そういやもこはどうした!?もこ…おい、聞け!!」
人の話しを最後まで聞かず親父達はへらへら談笑しながらヘリで俺の前からあっという間に去ってった。
もこの行方を聞きたかったが人力モモンガでヘリに追い付けるわけなく仕方なく俺はもやもやしながら急いで市民プールに向かった。
教えられた市民プールの屋上に着地して走って階段を降りてプールに行ってみると、さっそくベガルタ仙台柄の水泳用ブーメラン型パンツを着用した泳げる奴みたいな格好した爽太がビート板を使って泳いでいた。
「泳ぐの遅ぇ…。…爽太ーっ!」
学校の制服のまま中に入って声をかけると爽太は驚いてビート板を離し溺れた。
「爽太!!」
慌てて駆け寄って爽太を引っ張り助けると「離して!」と爽太はバシッと俺の手を振り払った。
「何怒ってんだよ!?」
「怒ってない!」
「お前皆心配してんだから拗ねてないで学校来いよ!コンテストならまた次チャレンジすりゃ…」
「何にも分かってないくせに簡単に次とか言わないでよ!落選通知に書いてあったやつ見たでしょ?結局俺はダメな人間なんだよ!」
【丁寧に塗ってあるつもりのようですがよく見ると塗り方にムラが見えます。また作り方に関しても粗が見えます。とても真剣に制作したようには見えません。今回は残念な結果ではありましたが今回のコンテストに参加した時間が貴方様にとって有意義な時間であれば幸いです】
爽太に泣きながら見せられた審査員の評価はかなり厳しいものだった。
1年かけて大切に作った作品をあんな風に評価されたら、これがもし俺だったら間違いなく爽太と同じように…いや、俺の場合グレる!暴れる!
『えっ?プラモ作り?初めてです!って言うかガンダム観た事ないし』
『僕元々図工は得意なんで大変じゃありませんでした。ガンプラも1時間くらいで作れましたし。受賞したのもラッキーみたいな?あははっ!』
1週間前、爽太が1年かけて作った自信作のガンプラが初めて出したコンテストで落選したと落選の通知書を持って爽太は泣きながら俺に言いに来た。
そして受賞したのは今朝テレビに映って1時間で作ったと笑いながら話していた中学生の男子だった。しかもそいつはガンダムを知らないと言う。
そんなやつが適当にふざけて参加して優勝したとなれば一生懸命本気で作り続けてきた爽太からしたらもうショックで仕方ないに決まってる。
「爽太の馬鹿、どこ行きやがった!?」
空中から探しているとシーズー柄のファンシーなヘリが俺の方に近付いてきた。
「これ息子!こんな所で何してんだっけ!?」
「えっ、親父!?そのヘリ何した!?うぢさヘリなんてハイカラなもん無がったべっちゃ!?」
風ちゃ〜ん!とお袋まで一緒に乗っていたので驚いていると
「いやぁ、久しぶりだな、風ちゃん!最後に会ったのは一昨日だっけ?」
「うふふっ、違うわよ貴方!昨日の夕方ぶりよ!」
と天也の両親がヒョコッと顔を出してきた。どうやらこのヘリは乾家の自家用ヘリだったらしい。
「天ちゃんから連絡来て何だが爽ちゃん行方不明になったらしいっつうがら、皆で探してたんだ!」
「そうか、天也が!んで、見づがったの!?」
「すみんプールだど!」
「あ!?すみ…なに!?訛り過ぎて分かんねぇよ!」
「風ちゃん、市民プールよ!爽ちゃん今泳いでるって情報が届いたって柊ちゃん達から連絡が入ったわ!」
「んで、父ちゃん達このまま始末屋の集会さ行って来っから気をつけて家さ帰ぇんだど!」
「夕飯冷蔵庫に入れてきたからチンして食べなさいね〜!」
「ちょっ、そういやもこはどうした!?もこ…おい、聞け!!」
人の話しを最後まで聞かず親父達はへらへら談笑しながらヘリで俺の前からあっという間に去ってった。
もこの行方を聞きたかったが人力モモンガでヘリに追い付けるわけなく仕方なく俺はもやもやしながら急いで市民プールに向かった。
教えられた市民プールの屋上に着地して走って階段を降りてプールに行ってみると、さっそくベガルタ仙台柄の水泳用ブーメラン型パンツを着用した泳げる奴みたいな格好した爽太がビート板を使って泳いでいた。
「泳ぐの遅ぇ…。…爽太ーっ!」
学校の制服のまま中に入って声をかけると爽太は驚いてビート板を離し溺れた。
「爽太!!」
慌てて駆け寄って爽太を引っ張り助けると「離して!」と爽太はバシッと俺の手を振り払った。
「何怒ってんだよ!?」
「怒ってない!」
「お前皆心配してんだから拗ねてないで学校来いよ!コンテストならまた次チャレンジすりゃ…」
「何にも分かってないくせに簡単に次とか言わないでよ!落選通知に書いてあったやつ見たでしょ?結局俺はダメな人間なんだよ!」
【丁寧に塗ってあるつもりのようですがよく見ると塗り方にムラが見えます。また作り方に関しても粗が見えます。とても真剣に制作したようには見えません。今回は残念な結果ではありましたが今回のコンテストに参加した時間が貴方様にとって有意義な時間であれば幸いです】
爽太に泣きながら見せられた審査員の評価はかなり厳しいものだった。
1年かけて大切に作った作品をあんな風に評価されたら、これがもし俺だったら間違いなく爽太と同じように…いや、俺の場合グレる!暴れる!



