ハウスクリーニング山代には休みが無い

               ードタン!バタン!「うおぉっ!もっと熱くなれ皆ぁ!」

朝イチ、柔道部の練習場の畳の上で叫んでる柔道部顧問の川沿を見て部員全員が「熱苦しい!」と疲労困憊で床に倒れ込んだ。

「お、お前らよく平気だな…」

鬼太郎袋(※ゲロ袋)を持った死にかけの先輩が実は柔道部だった俺と爽太に話しかけてきた。

「「担任なんで」」熱苦しさスルー技を身に付けてる2人で答えると「…そうか」と小さく笑って先輩は俺達の前で意識を無くした。

「気のせいか川沿先生笑顔だけど何かイラついてない?」

「嫁と喧嘩したか?」

「えっ、離婚!?」

「そこまで言ってねぇよ」

次から次へ笑顔で部員を高速巴投げしていってるけどマジで何があったんだ?

            「ははっ、白鳥さぁ〜ん!」

「山代さぁ〜ん!」

朝イチの部活練習を終え、学校の廊下でイチャイチャ手を握り合って笑っていると「攻撃開始しますっ!」と爽太が後ろから俺に向かってバババババッ!とモデルガンを撃ってきた。

「ははっ、白鳥さん少し待っててくださいね。…爽太ゴルァ!痛ぇだろうが!」

「マシュマロクッションタイプの弾丸にしたから怪我しなかったでしょ?」

「そう言う事じゃないんだよっ!つうか学校でモデルガン撃つな!警察呼ばれっからさっさと鞄に隠せボケ!」

「はっ、了解でありますっ!」

敬礼して鞄にモデルガンをしまってる爽太に軽く舌打ちして笑顔で白鳥さんの方を向いた。

「ははっ、すみません。それでお話しって?」

「実はうちの弓道部の事で困った事が…」

「ははっ、ついに桶川が暴れたんですね」

「んなわけねぇだろ」

いつの間にか背後に立っていた桶川がゴンッと俺の頭をチョップしてきた。

「うちの弓道部の顧問の事だよ。つうか加賀、今日もお前可愛いな!あたしと付き合え!」

ささっと爽太は俺の後ろに隠れた。この光景もだいぶ見慣れたな…。「ははっ、白鳥さん、今日の放課後弓道部を覗きに行きますよ」

一応始末屋の先輩として、川沿ちょっと気になるし。