ハウスクリーニング山代には休みが無い

 今日皆に騙されて自宅に居たくなくなった俺は爽太ん家に泊まる事にし薄暗くされた爽太の部屋でテレビを観ながら牛乳をがぶ飲みしていた。

 「クソッ!今日は親父達のせいでとんだ恥をかいたぜ!爽太も酷いと思うだろ、うちの家族!?」

「……」

聞いてねー……。

ガンダムと同じくらい仮面ライダーも好きな爽太は俺がペットショップでとんでもない目に遭ってた間、長沼と天也を巻き添えにして昔の仮面ライダーを1話から5時間ぶっ続けで観ていたらしい。

だから今も休まず夢中で観ていたせいで爽太の目は軽く充血していた。

日付けがとっくに変わった真っ暗な時刻になってるから後ろのクッションにもたれかかった長沼達の豪快なイビキが聞こえている。

「仮面ライダー興味無いのに長沼達も付き合わされて可哀想に」

疲れたと言わんばかりのイビキに同情して振り向くとポテチを食ってた長沼達とぱちりと目が合った。

「なんだ風太郎?」

「眠くなったなら毛布を貸すぞ、山代氏!」

「あれっ…お前ら寝てたんじゃ…」

ならこのゴジラみたいなイビキはいったい誰のだ?

ブー!だのガー!だのイビキが聞こえる方を懐中電灯で照らしながら探すと本棚の隅っこで天に向かって足をおっ広げのうちのもこと、手と足を横向きにした爽太ん家のペキニーズの女の子・“ぺろ子”が仲良く爆睡している姿を発見した。

            おまけ番外編・おわり。

【わんわん出版社・Washaより今回の山代家スクープ!】