ハウスクリーニング山代には休みが無い

「チビが1人増えようがどうって事ぁない!やれるもんならやってみな!」

「俺はチビではない。何故なら風太郎より3mm背が高いからな」

「ほぼ同じじゃねぇか」

「良いか風太郎、こいつを映画館専用のゴミ箱に叩き入れた回数が多い方がフレーバーソーダを奢る。俺はキウイ&グレープフルーツだ!」

「俺は桃だ!行くぞ天也、足だけは引っ張んなよな!」

「貴様に言われんでも!」

「ちょっ、何その悲惨なルール!?地獄で働く鬼かお前ら!?」

「「問答無用!!」」

タイム!タイム!と騒いでるのを無視して俺達はチンピラデブを気絶するまで何度もゴミ箱に叩き入れた。

                ーピーポーピーポー!

担架で運ばれて行く口から泡を吹いたやたら小汚いチンピラデブを見て「あらまぁ!あの方どうしたんでしょう!?」と何も知らない白鳥さんは他のお客さん達に混ざって一緒に心配していた。

勝負で当然勝った俺は天也に奢ってもらった桃味のフレーバーソーダを悔しがってる天也の隣でジュージュー飲みながら「ははっ、あの人ホラー映画でも観たんじゃないですか?」と適当に言っていた。