ハウスクリーニング山代には休みが無い

「助けに来たぞ、風太郎!爽太!」

「天也!!…と、川沿先生どうした!?」

運転して疲れたのか川沿先生が運転席で気絶していた。

「途中で車酔いしてな」

「途中でって、じゃあ運転は誰が!?」

「ゔぉ"ん"!」

野太い声で返事して運転席から顔を出したもこを見て「ええっ、もこっ!?」と俺と爽太は驚いた。

「詳しい説明は後!さぁちゃっちゃとお片付けしちゃおうね!♪」

俺の鎖を外しながら鷹紀が言うと、その横で「川沿さん、出番ですよ」と柊紀が川沿先生を起こしていた。

「風ちゃん、そこに転がってたガムテープでクイックルワイパー直したよ!これ使って!」

爽太が俺に向かってクイックルワイパーを投げてきた。

「てめぇ、いつの間に!?」

サブが爽太を殴ろうとしたが駆けつけていた天也が庭箒で華麗にサブを吹き飛ばした。

「風太郎、俺の胃が悲鳴を上げる前にさっさと始末してしまえ!」

「山代先輩、こっちの奴らは俺が片します!」

「私達は邪魔しないようもこを抱っこして適当に逃げ回ってますからお片付けお願いしますね」

「フー太郎がんば〜♪」

「皆…!…くたばってられっかっつの!覚悟しろカール!!」

「くそっ!今回は上手く行ったと思ったのに!」

皆が激しく戦い始めた途端、カールがどさくさに紛れて逃げ出した。

「逃すかっ!!」

俺は鉄格子に両手をついてバク転するとその勢いでカールに向かってクイックルワイパーを振り落とした。