ハウスクリーニング山代には休みが無い

「今宵お目にかかります目玉商品はあの有名な山代組の若頭・山代風太郎くんでーす!さぁ皆さん早い者勝ちですよ!」

マイク片手にカールが言うと「1千万!」、「5千万!」、「1億」だのあちこちから金額が飛び始めた。

どうやらカールのやつ俺を売って一儲けしようとしてるらしい。マジ最悪!

「1億が出ました!さぁ次は無いか!?」

「4億5千万でいかがでしょうか?」

パーティーホールの奥から聞こえた声に全員が振り向いた。

「あははっ、兄さんそれじゃエキゾチックジャパンだよ♪」

あのドアの前に立ってるやけに美形な双子は…!

「柊紀さん、鷹紀さん!」

爽太が笑顔になって言うと「迎えに来たよ♪」と2人が笑顔で手を振ってきた。

「誰やあんたらは!?」

「フー太郎のお兄ちゃんズです」

「にゃっ、にゃんやと!?兄貴が居るなんて聞いた事ないで!?」

「カールの叔父さんが知ってるわけないよ♪それより頭気をつけた方が良いよ?」

「頭?」

「爽ちゃん頭下げなさい!」柊紀が言うと爽太がバッと頭を下げた。

その瞬間とんでもない速度で青いコペンが船の壁を突き破ってパーティーホールに突入してきた。