ハウスクリーニング山代には休みが無い

「待って爺ちゃん!!」

「風太郎、おめぇは大丈夫だ。爺ちゃんおめぇの側さいつも居るから、おめぇの所にずっと居るから、大丈夫。だーいじょうぶっ!な?だからお前は起きなさい、風太郎」

               ー「爺ちゃんっ!!!」

はっ!と目を覚ますと俺はカビ臭い真っ暗な部屋の壁に腕と足を鎖で縛られた状態で貼り付けにされていた。

「風ちゃん!!」

先に目を覚ましていたらしい爽太は縛られていなかった。

「風ちゃん起きた!良かった!」

「爽太ここは!?あいつらは!?」

その時ガタンッと部屋が大きく揺れた。

「なんだ、地震か!?」

「落ち着いて聞いて、風ちゃん。さっき俺達の様子見に来たサブが見張り役の人とコソコソ話してるの聞いたら、俺達気絶してる間にあいつらの船に乗せられたみたいなんだ」

「船?」

「豪華客船アミーゴって船らしいよ」

「…ダセェ船だな」

床を見ると愛用武器のクイックルワイパーが真っ二つに折られてあった。俺達の携帯も壊されてある。まさに緊急事態ってやつだな。