子供が落としてったらしい近くにプカプカ浮いていたビニールボールを爽太におもいきりぶん投げた。
「痛っ…!!」
「…馬鹿野郎が」
「は!?」
「他人なんかの評価で自分の全部の価値決めつけんな…おめぇはおめぇなんだからよ!!」
俺は今までより拳に力を入れて爽太を真正面から殴りつけた。爽太はよろけてプールの端に掴まって鼻血を流した。
「おめぇの価値はおめぇで分かってやってりゃ充分なんだよ!コンテストに参加した、勇気出して踏み出したその一歩で爽太は立派なんだ、かっけんだ!おめぇの価値にダメもクソも無ぇ!周りが勝手に口から出した自分への言葉なんかでへこたれて自分で自分を諦めんじゃねぇ!!未来を見ろ、爽太!!」
「…ふ、風ちゃ……」
爽太は大声でわんわん泣き出した。
悔しいよな、だってあんなに自信あったんだもの、1年もかけて頑張って作ったんだ、落選したらそりゃ悔しくて当然だよ、分かってるよ爽太。分かってるって馬鹿野郎が…。
「皆のとこに帰ろうぜ、爽太。な?」
「ぎゃ……ぎゃむ…」
「うん?ガム食いたいのか?分ーったよ、帰る途中で俺が買ってやるよ」
「…ちが…プラ…ム…」
「あぁ、プラム食いたいのか?でも時期じゃねぇから八百屋に売ってっかな?まっ、ガム買うついでに長沼ん家の八百屋に寄ってくか!」
爽太は顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにして鼻血を流しながら俺の元へゆっくりプカプカ歩いて来ると俺の両肩に自分の両手を置いた。
「…コンテストに落選した次の日に…カッとなった勢いでガンダムのプラモデル大量購入しようとしていつも通りネットで購入しようとして携帯スクロールしてたら細長い何だかよく分かんない広告出て来て…間違って触っちゃったんだ…。…そしたら“登録ありがとうございました”って身に覚えのない登録しちゃったらしくて えっ、えっ!? とか思ってたら数字がダダダダ動くタイマーみたいなの出て来て…、そんで退会希望の方はこちらをクリックして下さいって表示があったからそこ押したら…た、退会用のメール送られてきてそこに名前と通帳番号記入しろって書いてあったから記入して返信したらその数時間後に俺の全財産の30万盗られてたんだ…“ワンクリック詐欺”ってやつだよ、きっと〜!どぼじよ〜っ!!?」
甦る以前遭遇した過去の記憶。
俺は「爽太…」とにっこり笑った。
「またやらかしたんか、おめぇはーーーっ!?」
「ごめんなさ〜いっ!びええ〜んっ!!」
「痛っ…!!」
「…馬鹿野郎が」
「は!?」
「他人なんかの評価で自分の全部の価値決めつけんな…おめぇはおめぇなんだからよ!!」
俺は今までより拳に力を入れて爽太を真正面から殴りつけた。爽太はよろけてプールの端に掴まって鼻血を流した。
「おめぇの価値はおめぇで分かってやってりゃ充分なんだよ!コンテストに参加した、勇気出して踏み出したその一歩で爽太は立派なんだ、かっけんだ!おめぇの価値にダメもクソも無ぇ!周りが勝手に口から出した自分への言葉なんかでへこたれて自分で自分を諦めんじゃねぇ!!未来を見ろ、爽太!!」
「…ふ、風ちゃ……」
爽太は大声でわんわん泣き出した。
悔しいよな、だってあんなに自信あったんだもの、1年もかけて頑張って作ったんだ、落選したらそりゃ悔しくて当然だよ、分かってるよ爽太。分かってるって馬鹿野郎が…。
「皆のとこに帰ろうぜ、爽太。な?」
「ぎゃ……ぎゃむ…」
「うん?ガム食いたいのか?分ーったよ、帰る途中で俺が買ってやるよ」
「…ちが…プラ…ム…」
「あぁ、プラム食いたいのか?でも時期じゃねぇから八百屋に売ってっかな?まっ、ガム買うついでに長沼ん家の八百屋に寄ってくか!」
爽太は顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにして鼻血を流しながら俺の元へゆっくりプカプカ歩いて来ると俺の両肩に自分の両手を置いた。
「…コンテストに落選した次の日に…カッとなった勢いでガンダムのプラモデル大量購入しようとしていつも通りネットで購入しようとして携帯スクロールしてたら細長い何だかよく分かんない広告出て来て…間違って触っちゃったんだ…。…そしたら“登録ありがとうございました”って身に覚えのない登録しちゃったらしくて えっ、えっ!? とか思ってたら数字がダダダダ動くタイマーみたいなの出て来て…、そんで退会希望の方はこちらをクリックして下さいって表示があったからそこ押したら…た、退会用のメール送られてきてそこに名前と通帳番号記入しろって書いてあったから記入して返信したらその数時間後に俺の全財産の30万盗られてたんだ…“ワンクリック詐欺”ってやつだよ、きっと〜!どぼじよ〜っ!!?」
甦る以前遭遇した過去の記憶。
俺は「爽太…」とにっこり笑った。
「またやらかしたんか、おめぇはーーーっ!?」
「ごめんなさ〜いっ!びええ〜んっ!!」



