君と一緒に明日へ行く


「すごい量のほこりだな。いくらゴミ袋あっても足りないぞ。」

あれ。あそこにゴミ袋みたいなのが。

私は古い跳び箱などをのぼったり、マットとマットの間をすり抜けたりして奥のほうにあったゴミ袋をつかんだ。

「ゴミ袋あったよ。」

「すごいあゆちゃん。猫みたいでかっこよかった。」

えへへ。うれしい。

私はさっきと同じように下に降りてほうきをとった。

「ほこりけっこう集まってきたね。もうごみ袋2つも使ってる。どんだけ掃除してなかったんだろうね。この倉庫。」

「俺もあゆの意見に賛成。ほんとうにあの体育の先生何してんだろ。今日だって手伝ってくれって言ってたけど結局本人来てないし。」

わかる。前に私が一人でやってた時ものぞいただけで、さっさと帰って行っちゃったし。

「へぇそうなんだ。私も気をつけよっと。」

「何を気を付けるの?」

「え、無駄な雑務を任せられないように。」

あ、あはは。またもや悪いお顔になっている、るちなさま。怖いですよ。せっかくのかわいいお顔が、怖いですよ。

「そろそろ掃き掃除もいいだろ。次は中の整理しようぜ。そしたら帰れる。」

私たちは中に入っていた古い跳び箱やマットたちを三人で協力して引っ張り出していくことにした。

「危ないものだったり大きいものは俺に任せろ。」

さすが優斗かっこいい。るちなちゃんも見とれてるじゃん。

「あ、ちょっと優斗君。それはさすがに危ないから。三人で運ぼう。」

「いや、俺はひとりで行けるぞ。・・・とりゃーー!おっも。腕折れる腕折れる。助けてくれ~。」

「わぁー!優斗君大丈夫?今助ける!ほらあゆちゃんも。」

「う、うん。」

私は言われるがままに一番大きいエバーマットを一人で持ち上げて運ぼうとしていた。優斗のところに駆け寄った。

「「「せーの!!」」」

私たちは息を合わせてほこりまみれのエバーマットをはこびだした。

「はぁ~。おもかった。もう優斗君が無理するから。」

「俺のせい!?」

「・・・ふ、あははは。」

私は笑い出してしまった。


「なにきゅうに。あゆどうしたの?」

「えへへ。だってね。二人と一緒に何かすることがとっても楽しくて。二人と友達になれてよかったなって。」