ヲタクを溺愛したい幼なじみ①





「ちょ、なにして――」


「黙って着て」



低い声。強めの視線。



逆らえなくて、私は大人しく袖に腕を通した。



「……過保護じゃない?」


「うるさい」



そう言って前を歩き出す侑の耳が、

少し赤いことに私は気づかない。