偽王子さまの君と、今宵も共に。






朝、六時。


「おは、凛菜ちゃん」


朝ごはんを作っていると、ぎゅっと後ろから抱きしめられた。
そのまま、なんてこともなく、ちゅ、と唇が触れ合う。

「……おはようございます。誠夜さん」

誠夜さんの家に泊まるようになってから、もうあっという間に(?)一週間ほどが過ぎた。

今では誠夜さんに抱きしめられても、キスされても、なんとか平常心を保っていられる。


「ふふ、凛菜ちゃんもだいぶ慣れたよねぇ」

「そうですか?」

「うん。初めの方、照れてばっかでかわいかったのにな〜」