偽王子さまの君と、今宵も共に。






「今日、は、もう、寝ましょう……っ」

返事を聞かずに、わたしは部屋の電気を消す。

部屋の角にあるテーブルに置かれている、ちっちゃいライトがぼんやりと部屋を照らし、真っ暗にはならなかった。

「ん、おやすみ」

「お、おやすみなさい……」

すみっこで寝よう……。

とか思っていると、誠夜さんは「ん」と手を広げた。

いったい何をするつもり……?