偽王子さまの君と、今宵も共に。






「洋服屋……ですか?」

「そうそう」

「買いたい服でもあるんですか?」

目を瞬きながらそう言うと、誠夜さんは「んー」と首を傾げる。

「ま、そんなとこ?」

なんですかその適当な返事は。
そうツッコミながら、わたしも人のことは言えないな、なんてことを考え洋服屋さんへ向かった。