気団コンプレックス!



......。

私はすごく悩んでいる。

それは――海くんがやさしすぎて、どう接すればいいのかが分からないこと...!
だって、だって...!
私が話してきた男子って、クラスのやんちゃな子か、凪だけなんだもんっ!

こんな少女漫画のヒーローみたいな人、滅多にいないよ!

ちょっと感動...。
世界にはこんな男子もいるんだ...。

「どうしたの?ふうか。」

海くんが私を見て、きいてくる。

「へっ、なんでもないよ...!」

あなたのやさしさに感動してました、なんて口が裂けてもいえない...。


「それ、ジャム?」

「わぁ!?」

び、びっくりした...。
後ろからさっきまで寝てたと思われるリアちゃんに話しかけられた。

大きな声がでてしまったけど、お母さんたちには聞こえてないよね...?

「こら、リア。急に現れるのはやめなさい。」

「...ごめん。」

リアちゃんがしょぼんと小さくなる。
海くんってなんか...お母さんみたいだなぁ...。