「何とかしてよ、凪!!」
「いや無理だろ。」
凪は、五教科の中でも理科が一番得意で、前のテストでは二位くらいだったはず...!
そんな凪は人気者で、いつもみんなに勉強を教えている。だけど私には...
「せめてコツを教えてよ!」
「コツは頑張る、だ。」
私にだけ、なぜかすごく厳しい!
幼馴染なのに全くと言っていいほど、勉強を教えてくれない!
クラスが今年は離れてしまったこともあるけど...。
このままじゃ、凪のクラスだけ平均点が高いクラスになっちゃうよ!
「まーた、何か考えすぎてる。」
「うぐっ...」
凪には「考えすぎ」とよく言われる。
だって凪が...。
「そろそろ急がないと遅刻するぞ。」
「...はーい。」
そう言って今日も何気ない日常は過ぎていく。
...はずだった。

