気団コンプレックス!

「ねえねえ、みんな!僕が教科書に載ってるっ!」

と小声でオガくんが自慢気に教科書の一部分を指差す。
そこには小笠原気団の発達について書かれていた。

「もしかして、僕有名人...!?」

「やったー!」と元気な姿は、やっぱり見れば見るほどかわいい。

有名人、ではないと思うけど⋯。
オガくんならアイドルもできるんじゃないかな...?



「あれ?」

ノートを覗いていた海くんが何かに気づいたように、不思議がっていた。

「どうしたの?」

「いや...ノートに何も書かかれてないから...。」

――忘れてた。
さっきまで教科書を眺めてただけで、もちろんノートは真っ白。

こんなの見られるなんて、恥ずかしい...。