気団コンプレックス!

「はい、これ落ちてたよ!」

「えっ、あ、ありがとう...?」

丁寧に渡されたのは――どこに落ちてたのか――私のスマホ。

途端、急に手をつながれる。

な、なにっ...?

そして、すぐに手から視線を戻すと――きらきらした目が待っていた。
さらに、ふわふわした髪のクリーム色は、シュークリームを思いださせる、その子。

「え、えっと...。」


「紅茶ない?」

「...へ?」


困惑してる私とは裏腹に、静かな部屋に鋭い声が響く。
もちろん、目の前の可愛い男の子ではなく、さっきの優しそうな男の子でもなく...一番うしろの、美少女から...。

......今、なんて言ったの...?

こ、紅茶...?