僕らが紡ぐ、不可思議な話。

 怪我はないみたいだし、湊はほっと息をついた。
(それにしても……電球が落ちてきたなんて、直撃したら結構な怪我だったかもしれないよね)
 僕たちも気をつけよう、と心の中で呟いた。

 無事それぞれお目当ての物をゲットし、二人で風真を探す。
(えっと……鉄棒の近く、だっけ?)
「あ! 伊吹、湊くん! こっちこっち〜!」
 きょろきょろと周りを見渡していると、言っていた通り鉄棒の近くに風真を見つけた。
 風真は、緑色のドリンクとホットドッグを両手に片方ずつ持っていた。他にも、くじ引きでもしたのか色々なおもちゃ。
(めちゃくちゃ楽しんでる……!)
「お、伊吹はたこ焼き? 湊くんは焼きそばか〜」
「はい」
「わ、伊吹のたこ焼き美味しそ〜! ひとつちょーだい?」
「は?」
「俺のドリンクも一口あげる! 甘いしめちゃ美味しいよ。伊吹好みだと思う」
「……ん」
「よーし、取引成立!」