前言撤回。やっぱ怒ってる顔はまだ怖い。
「あ、あの……っ」
(あ、そういえば、状況変わってないんだった)
高橋のおかげで場は一瞬和んだが、自分が二人の間に挟まれてる所は変わらない。湊は今度は前に進んで脱出を試みるが、また伊吹に制服の襟を捕まれ息が苦しくなった。
「だ、だからっ、伊吹ソレヤメテ……」
「はぁ、じゃ、俺このバカと帰るから。じゃーな」
「う、うんっ。また明日」
凄い自然な流れでバカ呼ばわりされた湊は、解放されげほっと咳き込んでから、慌てて歩き出した伊吹の隣に並んだ。
「よ、良かったの? 話さなくて」
「──だよ」
「え?」
凄い小さい声で聞こえない。聞き返したら、顔を逸らされた。
「苦手なんだよ。あーいうの。……どう反応すればいいのか分からない」
「……!」
表情は見えない。けれど、本当に苦手そうなトーンで伊吹は話す。
「あ、あの……っ」
(あ、そういえば、状況変わってないんだった)
高橋のおかげで場は一瞬和んだが、自分が二人の間に挟まれてる所は変わらない。湊は今度は前に進んで脱出を試みるが、また伊吹に制服の襟を捕まれ息が苦しくなった。
「だ、だからっ、伊吹ソレヤメテ……」
「はぁ、じゃ、俺このバカと帰るから。じゃーな」
「う、うんっ。また明日」
凄い自然な流れでバカ呼ばわりされた湊は、解放されげほっと咳き込んでから、慌てて歩き出した伊吹の隣に並んだ。
「よ、良かったの? 話さなくて」
「──だよ」
「え?」
凄い小さい声で聞こえない。聞き返したら、顔を逸らされた。
「苦手なんだよ。あーいうの。……どう反応すればいいのか分からない」
「……!」
表情は見えない。けれど、本当に苦手そうなトーンで伊吹は話す。

