そりゃこんな美貌&圧の持ち主にそう訊かれたら、ダメと答えられる人はよっぽど肝の座っている人か、伊吹と付き合いの長い人だけだろう。そんなことを思ったが、説明するのは面倒臭いので誤魔化しとく。
「そういえば、昨日兄貴と電話してたろ」
「あ、うん」
「なんか変なこと言われなかったか?」
(変なこと……)
言われたのは、文化祭に行くことと、そうだ。伊吹の過去に何かあったとか言ってたっけ、と思い出す。
(文化祭に行くこと……は、言わない方がいいのかな。わざわざ僕に電話してきたぐらいだし)
「んー、内緒?」
「は? 何だそれ」
「まだ内緒ってこと!」
そのうち分かるよ、と言っても不機嫌な伊吹。滅多に見せない子供っぽい表情がなんだか可愛い。
(あ、そういえば、昨日、伊吹のこと知ろうって決めたんだった)
すっかり忘れていたけれど、風真からの電話の話題になって思い出した。
「あのさ、伊吹。好きな物ある?」
「何だよ急に」
「いや、伊吹のこと、何も知らないなって思って」
「そういえば、昨日兄貴と電話してたろ」
「あ、うん」
「なんか変なこと言われなかったか?」
(変なこと……)
言われたのは、文化祭に行くことと、そうだ。伊吹の過去に何かあったとか言ってたっけ、と思い出す。
(文化祭に行くこと……は、言わない方がいいのかな。わざわざ僕に電話してきたぐらいだし)
「んー、内緒?」
「は? 何だそれ」
「まだ内緒ってこと!」
そのうち分かるよ、と言っても不機嫌な伊吹。滅多に見せない子供っぽい表情がなんだか可愛い。
(あ、そういえば、昨日、伊吹のこと知ろうって決めたんだった)
すっかり忘れていたけれど、風真からの電話の話題になって思い出した。
「あのさ、伊吹。好きな物ある?」
「何だよ急に」
「いや、伊吹のこと、何も知らないなって思って」

