湊は、静かに祠に向かって微笑む。そして、隣の伊吹に笑いかけた。
「やっぱり、伊吹は凄いね。僕が手も足も出なかった怪異が、伊吹を怖がってた」
「……別に。お前も頑張った方なんじゃねぇの」
ふいっと視線を逸らされる。そのツンデレにも慣れてしまった。
「うん。ありがとう。……にしても、どーする、先輩たち」
「無理やり起こそうとしても起きねぇだろーし、小鳥遊家の人間呼ぶ」
「……僕はどうすればいい?」
記憶のない高橋のことを思い出す。もしかしたら、湊も記憶を無くされたりするのだろうか。
そんな考えが頭を過ぎり怖くなるが、意外にも伊吹は平然としたトーンで答えた。
「うちの人間が来るまで待ってたら? 多分家まで車で送ってくれるだろうし」
「会っていいんだ!?」
「……まあ。そんな秘密主義な家柄じゃねぇし」
「そっか……」
なんだか気が抜ける。ふぅっと息を着き空を仰いだ。
(あ〜……空……青い……)
木の間から見える空の青さに、何だか感動した湊だった。
「やっぱり、伊吹は凄いね。僕が手も足も出なかった怪異が、伊吹を怖がってた」
「……別に。お前も頑張った方なんじゃねぇの」
ふいっと視線を逸らされる。そのツンデレにも慣れてしまった。
「うん。ありがとう。……にしても、どーする、先輩たち」
「無理やり起こそうとしても起きねぇだろーし、小鳥遊家の人間呼ぶ」
「……僕はどうすればいい?」
記憶のない高橋のことを思い出す。もしかしたら、湊も記憶を無くされたりするのだろうか。
そんな考えが頭を過ぎり怖くなるが、意外にも伊吹は平然としたトーンで答えた。
「うちの人間が来るまで待ってたら? 多分家まで車で送ってくれるだろうし」
「会っていいんだ!?」
「……まあ。そんな秘密主義な家柄じゃねぇし」
「そっか……」
なんだか気が抜ける。ふぅっと息を着き空を仰いだ。
(あ〜……空……青い……)
木の間から見える空の青さに、何だか感動した湊だった。

