複雑そうな表情で伊吹がじっと見つめてくる。視線を逸らしたら負けな気がして、見つめ返した。
数秒後、諦めたように息をついた伊吹。
「……めんどくせぇ奴だな、お前」
「うん。なんか……ごめん?」
「別に、いいんじゃねぇの」
「行くぞ」と伊吹がまた歩き始める。同行を許されたのだと理解して、湊はほっと息をついた。
「うん!」
*
伊吹によると、孤暗山を守っている山の神は、元は怪異から、人々の信じる力を取り込んで神となったモノ、らしい。
そして、今回の目的はあくまでその神の暴走を沈め、先輩たちを救出すること。祓うのは絶対にNG。
今は、御神体を祀っている所──孤暗山の山頂へと向かっている。
(足……痛い。小さい山だと思っていたけど、やっぱり登るとなると結構距離あるな……)
数秒後、諦めたように息をついた伊吹。
「……めんどくせぇ奴だな、お前」
「うん。なんか……ごめん?」
「別に、いいんじゃねぇの」
「行くぞ」と伊吹がまた歩き始める。同行を許されたのだと理解して、湊はほっと息をついた。
「うん!」
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伊吹によると、孤暗山を守っている山の神は、元は怪異から、人々の信じる力を取り込んで神となったモノ、らしい。
そして、今回の目的はあくまでその神の暴走を沈め、先輩たちを救出すること。祓うのは絶対にNG。
今は、御神体を祀っている所──孤暗山の山頂へと向かっている。
(足……痛い。小さい山だと思っていたけど、やっぱり登るとなると結構距離あるな……)

