僕らが紡ぐ、不可思議な話。

「すみません、待ちましたか?」
「ううん、うちら三人は家の方向同じだから一緒にお昼ご飯食べてから来たんだ! だから、待ってたけど待ってない!」
「どっちですか、それ」
 相変わらずハイテンションな吉岡は明るい笑顔で湊を出迎える。うちら三人、というのは伊吹と湊以外の部員のことだ。
「久しぶり、星野くん」
「お久しぶりです」
 ほんわかとした空気の茶色いボブの女子が、二年生の三宅優衣(みやけゆい)
「一時集合だから間に合ってるぞ! 久しぶりだな、星野」
「黒井先輩も、お元気そうで。お久しぶりです」
 真面目そうな黒髪の男子が、三年生、副部長の黒井葵(くろいあおい)
 どちらも吉岡と同じくオカルト好きで、部活動にあまり参加しない湊とも気安く話してくれる良い先輩だ。