伊吹は慌てて、気絶した湊を抱える。
安心して、気が抜けたのだろう。眠っている湊を見て、伊吹ははあっと息をついた。
さすがに高橋と湊を抱えて屋上から降りるのは無理がある。小鳥遊家の人を呼んでこようとして、ふと、湊の顔に目が行った。
茶色の髪に茶色の瞳、少し幼い顔立ちの、なんてことも無いそこら辺に居そうな奴の顔。
けれど。
(……やっぱり、この顔)
ズキンと胸がいたんだ。伊吹は顔を歪める。
湊は、きっと綺麗な魂をしているのだろう。中学生の割にはあまりにも綺麗すぎて、しかも怪異が見える。怪異は純粋な心の持ち主の恐怖に歪む顔が好きな奴が多いから、狙われるのはそれが原因だろう。……別に、日本中数えたら珍しいタイプでも何でもない。
安心して、気が抜けたのだろう。眠っている湊を見て、伊吹ははあっと息をついた。
さすがに高橋と湊を抱えて屋上から降りるのは無理がある。小鳥遊家の人を呼んでこようとして、ふと、湊の顔に目が行った。
茶色の髪に茶色の瞳、少し幼い顔立ちの、なんてことも無いそこら辺に居そうな奴の顔。
けれど。
(……やっぱり、この顔)
ズキンと胸がいたんだ。伊吹は顔を歪める。
湊は、きっと綺麗な魂をしているのだろう。中学生の割にはあまりにも綺麗すぎて、しかも怪異が見える。怪異は純粋な心の持ち主の恐怖に歪む顔が好きな奴が多いから、狙われるのはそれが原因だろう。……別に、日本中数えたら珍しいタイプでも何でもない。

