そろそろ外が暗くなってきた。雨でただでさえ暗いのに、もっと暗くなると学校はそれと同じペースで不気味になってくる。
『お前、俺の案内役になれ』
彼の意味不明な一言は、そのままの意味だった。彼は高橋──本人によると別のモノらしいが──を探しているらしいけど、ひとりじゃ声も聞こえないし上手く隠されているから一生見つけられない。だから、声が聞こえる&何故か歓迎されている湊と一緒に行動すれば、見つかると踏んだらしい。
だから今、高橋の声を追いかけて学校を探索する湊に、それに着いてくる彼と、カオスな状況になっているのである。
「あの……名前、教えて貰っていいですか」
「小鳥遊伊吹」
「たっ」
(小鳥遊伊吹!?)
平然と伝えられて、ぽかんと口を開ける。この人が?
確かに整った顔はしてるけど。でも、湊の想像してたモテキャラとは、もっと爽やか系で、こんな無口無愛想な人だったとは驚いた。……いや、今時こういうクールキャラがモテるんだっけ、と色々な考えが頭を駆け巡る。
「えっと、なら、小鳥遊先輩」
「先輩呼びすんな気持ちわりぃ。あと敬語外せ、生理的に無理」
「じゃ、じゃあ」
「伊吹でいい」
まさかの名前呼び。
『お前、俺の案内役になれ』
彼の意味不明な一言は、そのままの意味だった。彼は高橋──本人によると別のモノらしいが──を探しているらしいけど、ひとりじゃ声も聞こえないし上手く隠されているから一生見つけられない。だから、声が聞こえる&何故か歓迎されている湊と一緒に行動すれば、見つかると踏んだらしい。
だから今、高橋の声を追いかけて学校を探索する湊に、それに着いてくる彼と、カオスな状況になっているのである。
「あの……名前、教えて貰っていいですか」
「小鳥遊伊吹」
「たっ」
(小鳥遊伊吹!?)
平然と伝えられて、ぽかんと口を開ける。この人が?
確かに整った顔はしてるけど。でも、湊の想像してたモテキャラとは、もっと爽やか系で、こんな無口無愛想な人だったとは驚いた。……いや、今時こういうクールキャラがモテるんだっけ、と色々な考えが頭を駆け巡る。
「えっと、なら、小鳥遊先輩」
「先輩呼びすんな気持ちわりぃ。あと敬語外せ、生理的に無理」
「じゃ、じゃあ」
「伊吹でいい」
まさかの名前呼び。

