伊吹は、ふーっと顔に手のひらを当て上を見上げている。顔色も悪く、相当疲れているようだった。
「伊吹、大丈夫……? ごめん、僕の所為だよね」
あの時、伊吹の話をちゃんと聞いていれば。ぐっと唇を噛むと、伊吹は息をつき湊を見つめた。
「別に。戻って来れたんだから良いだろ。ごめんよりも?」
「あ……本当に二人とも、助けてくれてありがとう」
「ん」
「どーいたしまして〜。伊吹はほぼ徹夜だもんね、あとは俺がやっとくから、寝たら?」
「え、徹夜?」
驚いてオウム返しすると、風真は頷いた。
「うん。やっぱあっちの世界とこっちの世界、時間の差がある感じ? こっちは湊くんが居なくなってからもう十二時間ぐらい経ってるけど……」
「あ、あっちで約一週間ほど過ごしてました」
「あっちゃあ。凄い差だね、じゃ時差ボケ凄いんじゃない? だいじょぶ?」
「全然平気そうです。それよりも伊吹、本当に大丈夫?」
「は、こっちは鍛えてんだ、徹夜なんかでダメージ食らうかよ」
「とか言って顔色めちゃ悪いのに?」
「ちょっと黙ってろクソ兄貴」
「ふはっ」
いつもの賑やかな会話に、思わず声を出して笑ってしまった。そんな湊に、伊吹と風真は顔を見合せて安心したように微笑む。
「伊吹、大丈夫……? ごめん、僕の所為だよね」
あの時、伊吹の話をちゃんと聞いていれば。ぐっと唇を噛むと、伊吹は息をつき湊を見つめた。
「別に。戻って来れたんだから良いだろ。ごめんよりも?」
「あ……本当に二人とも、助けてくれてありがとう」
「ん」
「どーいたしまして〜。伊吹はほぼ徹夜だもんね、あとは俺がやっとくから、寝たら?」
「え、徹夜?」
驚いてオウム返しすると、風真は頷いた。
「うん。やっぱあっちの世界とこっちの世界、時間の差がある感じ? こっちは湊くんが居なくなってからもう十二時間ぐらい経ってるけど……」
「あ、あっちで約一週間ほど過ごしてました」
「あっちゃあ。凄い差だね、じゃ時差ボケ凄いんじゃない? だいじょぶ?」
「全然平気そうです。それよりも伊吹、本当に大丈夫?」
「は、こっちは鍛えてんだ、徹夜なんかでダメージ食らうかよ」
「とか言って顔色めちゃ悪いのに?」
「ちょっと黙ってろクソ兄貴」
「ふはっ」
いつもの賑やかな会話に、思わず声を出して笑ってしまった。そんな湊に、伊吹と風真は顔を見合せて安心したように微笑む。

