『え、伊吹って、小鳥遊伊吹くん? 湊と小鳥遊くんって、仲良かった?』
うん。仲良いよ。授業の時間以外、ずっと一緒にいたりするぐらいは。
『でさでさーっ、今日も小鳥遊くんがかっこよくて〜!』
坂谷先輩。うん、伊吹はいつもかっこいいよね。
塗りつぶされていた記憶が、一気に戻ってきた。どんよりと心にかかっていた雲が、晴れていく。
今度こそ、手から一つも取りこぼさず、掴めた。
そうだ。何を忘れていたんだろう。何を騙されていたんだろう。
ここは、
「偽物の世界線……」
そう呟くと、鏡の割れる音がした。
うん。仲良いよ。授業の時間以外、ずっと一緒にいたりするぐらいは。
『でさでさーっ、今日も小鳥遊くんがかっこよくて〜!』
坂谷先輩。うん、伊吹はいつもかっこいいよね。
塗りつぶされていた記憶が、一気に戻ってきた。どんよりと心にかかっていた雲が、晴れていく。
今度こそ、手から一つも取りこぼさず、掴めた。
そうだ。何を忘れていたんだろう。何を騙されていたんだろう。
ここは、
「偽物の世界線……」
そう呟くと、鏡の割れる音がした。

