いつものタイマーの音が聞こえる。もう朝だろうか。
眠い。もぞもぞと動き、感覚でタイマーを消してから、二度寝しよ、ともう一度布団の中に潜り込んだ。
「こーらっ、二度寝しようとしたな〜?」
「うわっ」
すると、容赦なく布団を剥がされた。誰だろう。父でも、母の声でもない?
(……え?)
聞き覚えのある、けれど、もう聞けない声。それが確かに耳に届いたことに気づき、湊はバッと起き上がった。
ぼんやりとした視界の先で見えたのは──中学三年生ぐらいの、美少年。
サラサラな黒髪、少しツリ目の茶色の瞳。右目の下のにある、ぽつんとしたホクロ。人を寄せつけないほどの美貌の持ち主だが、実は誰よりも優しくて、笑うと全然怖くなくなる人。
「お兄、ちゃん……?」
朝日に照らされたその人は、正真正銘、約四年前死んだはずの兄──星野光の姿だった。
夢だ。これは夢だ。だって、死んだ人が生き返るなんて、そんなこと。
眠い。もぞもぞと動き、感覚でタイマーを消してから、二度寝しよ、ともう一度布団の中に潜り込んだ。
「こーらっ、二度寝しようとしたな〜?」
「うわっ」
すると、容赦なく布団を剥がされた。誰だろう。父でも、母の声でもない?
(……え?)
聞き覚えのある、けれど、もう聞けない声。それが確かに耳に届いたことに気づき、湊はバッと起き上がった。
ぼんやりとした視界の先で見えたのは──中学三年生ぐらいの、美少年。
サラサラな黒髪、少しツリ目の茶色の瞳。右目の下のにある、ぽつんとしたホクロ。人を寄せつけないほどの美貌の持ち主だが、実は誰よりも優しくて、笑うと全然怖くなくなる人。
「お兄、ちゃん……?」
朝日に照らされたその人は、正真正銘、約四年前死んだはずの兄──星野光の姿だった。
夢だ。これは夢だ。だって、死んだ人が生き返るなんて、そんなこと。

