見たことないほど優しい顔に、息を呑む。
「あ、そうだ、湊」
「……」
「湊?」
「あ、はいっ! ごめん、何?」
思わず見惚れてしまって、ハッとした。
伊吹はポケットから取り出した何かを、湊の手に乗せる。
(なんだろう……)
見てみると、それはミサンガのようなモノだった。淡い水色と紫の二色が編んであって、鈴も着いている。なんだか見覚えのある鈴に、首を傾げた。
「これ……」
「糸には怪異避けの御札が編み込んであって、鈴はこの前使ったやつ」
「あ、やっぱり!」
(孤暗山の時の! でも)
「どうして、それを」
「小さい怪異なら寄り付かないから。俺がずっと傍に居られる訳でもねぇし、つけてろよ」
(僕用に作ってくれたの、かな……?)
「あ、そうだ、湊」
「……」
「湊?」
「あ、はいっ! ごめん、何?」
思わず見惚れてしまって、ハッとした。
伊吹はポケットから取り出した何かを、湊の手に乗せる。
(なんだろう……)
見てみると、それはミサンガのようなモノだった。淡い水色と紫の二色が編んであって、鈴も着いている。なんだか見覚えのある鈴に、首を傾げた。
「これ……」
「糸には怪異避けの御札が編み込んであって、鈴はこの前使ったやつ」
「あ、やっぱり!」
(孤暗山の時の! でも)
「どうして、それを」
「小さい怪異なら寄り付かないから。俺がずっと傍に居られる訳でもねぇし、つけてろよ」
(僕用に作ってくれたの、かな……?)

