放送が入り、伊吹はふうっと息をつく。
「もう三時半か」
「だね〜。俺、明日も来よっかな〜」
「来なくていいバカ兄貴」
「あっはは、ひっど〜」
風真はころころと笑ったあと、ふと真面目な表情になり伊吹の顔を覗き込んだ。
「……話さないの? 湊くんに」
「……」
「俺は、湊くんを見て、話しても大丈夫だと思ったよ。もちろん、最終判断は伊吹に任せるけどさ」
伊吹は俯く。湊の足に巻かれてる包帯が視界に入り、ぐっと唇を噛んだ。
黙っていたら黙るほど、こいつと心の距離が離れる気がする。
どうせいつかは、超えなきゃいけない壁だ。
「……目が、覚めたら。話そうと思う」
「そか」
頭に温かい何かが置かれる。見上げると、風真に頭を撫でられていることに気づいた。
「もう三時半か」
「だね〜。俺、明日も来よっかな〜」
「来なくていいバカ兄貴」
「あっはは、ひっど〜」
風真はころころと笑ったあと、ふと真面目な表情になり伊吹の顔を覗き込んだ。
「……話さないの? 湊くんに」
「……」
「俺は、湊くんを見て、話しても大丈夫だと思ったよ。もちろん、最終判断は伊吹に任せるけどさ」
伊吹は俯く。湊の足に巻かれてる包帯が視界に入り、ぐっと唇を噛んだ。
黙っていたら黙るほど、こいつと心の距離が離れる気がする。
どうせいつかは、超えなきゃいけない壁だ。
「……目が、覚めたら。話そうと思う」
「そか」
頭に温かい何かが置かれる。見上げると、風真に頭を撫でられていることに気づいた。

