まあ、本人も本気じゃなかったことと、今回は犠牲者が出なかったので、高橋にお咎めは無かった。
無事呪いも解け、平和に今回の事件は幕を閉じた……訳ではない。
湊が、二時間ほど目覚めない。保健の教師は身体に異常はないし、ただ眠っているだけだから、数時間も経てば普通に目覚めるだろうと言っていた。
けれど、やはり、心配は心配な訳で。
「まだ湊くん、目覚めない?」
「……兄貴」
風真が保健室に入ってきた。伊吹は小さく頷く。
「そっかあ。俺が湊くんのこと見てるからさ、伊吹はちょっと休憩して来たら? ずっと近くで座ってるの、疲れない?」
「……別に。いい」
「そっか」
風真はわざわざ隅にあったイスを伊吹の隣に持ってきて、よっこいしょと座った。
──ピンポンパンポーン
《文化祭終了の三十分前となりました。一般客の皆様、忙しい中足を運んでくださりありがとうございます。また、明日のご来場を心待ちにしております》
無事呪いも解け、平和に今回の事件は幕を閉じた……訳ではない。
湊が、二時間ほど目覚めない。保健の教師は身体に異常はないし、ただ眠っているだけだから、数時間も経てば普通に目覚めるだろうと言っていた。
けれど、やはり、心配は心配な訳で。
「まだ湊くん、目覚めない?」
「……兄貴」
風真が保健室に入ってきた。伊吹は小さく頷く。
「そっかあ。俺が湊くんのこと見てるからさ、伊吹はちょっと休憩して来たら? ずっと近くで座ってるの、疲れない?」
「……別に。いい」
「そっか」
風真はわざわざ隅にあったイスを伊吹の隣に持ってきて、よっこいしょと座った。
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