僕らが紡ぐ、不可思議な話。

「とりあえず、ここは邪魔になっちゃうから、移動しよっか? 私も星野くんに、少し訊きたいことあったんだ〜!」
「あ、は、はいっ」
 さりげなく服の裾を引っ張られ、湊は大人しく坂谷について行った。

 ……そして。湊たちは、何故か中庭に置いてあるテーブルを囲みイスに座っていた。
 途中でゲットしたタピオカを、坂谷は飲んでいる。
 坂谷がそれを飲んでいる時は、まあ、必然的に沈黙が広がる訳で……少し気まずい。
 坂谷がストローから口を離したタイミングで、湊は口を開いた。
「あの、えっと、訊きたいことってなんですか?」
「あ、そう! 星野くん! ずっと訊きたいことがあったの〜!」
 バンッと坂谷は立ち上がりテーブルを掌で叩く。凄い勢いに、湊はごくっと息を呑んだ。
「──た、」
「た?」
「小鳥遊くんと、どうやって仲良くなったの〜!?」
「……はい?」
(小鳥遊くん? ……伊吹のこと、だよな?)