イケメンというのは、伊吹のことだろうか。午前中しか居なかった、という条件も当てはまってるし。
(さすが伊吹、他校の生徒にもモテてるんだな……)
確かに、この爆大な人気は伊吹を想っている人なら嫉妬するかもしれない。
……でも、それが人を呪っていい理由にはならない。
ぐっと拳を握りしめてから、湊はもう目の前にある三年一組を見上げた。
列は結構並んでいる。けれど先程よりは並んでないことを見て、伊吹が抜けた所為かもな、と少し申し訳なさを感じた。
「三年一組! 三年一組、カフェをやっていまーす! おとぎ話モチーフの服をまとった店員が接客します! 良ければ足をお運びくださーい!」
背中に妖精の羽のようなものをつけた女子が、看板を手に持ち声を張り上げ宣伝していた。おとぎ話……だから伊吹は異国の王子のような格好だったのか、と納得しながら、その人に恐る恐る声をかけてみる。
「あの……すみません」
「あ、はいっ! なんでしょう? ──あ、えっと、ごめんなさい、話題のイケメンは現在おりません!」
「え?」
話題のイケメンということは、伊吹のことか。きょとんと首を傾げると、その女子生徒はあわわっと焦りだした。
「す、すみません、違いました!? だいたい声掛けてくる人って、小鳥遊くんのことばっかりで……ごめんなさいっ!」
(さすが伊吹、他校の生徒にもモテてるんだな……)
確かに、この爆大な人気は伊吹を想っている人なら嫉妬するかもしれない。
……でも、それが人を呪っていい理由にはならない。
ぐっと拳を握りしめてから、湊はもう目の前にある三年一組を見上げた。
列は結構並んでいる。けれど先程よりは並んでないことを見て、伊吹が抜けた所為かもな、と少し申し訳なさを感じた。
「三年一組! 三年一組、カフェをやっていまーす! おとぎ話モチーフの服をまとった店員が接客します! 良ければ足をお運びくださーい!」
背中に妖精の羽のようなものをつけた女子が、看板を手に持ち声を張り上げ宣伝していた。おとぎ話……だから伊吹は異国の王子のような格好だったのか、と納得しながら、その人に恐る恐る声をかけてみる。
「あの……すみません」
「あ、はいっ! なんでしょう? ──あ、えっと、ごめんなさい、話題のイケメンは現在おりません!」
「え?」
話題のイケメンということは、伊吹のことか。きょとんと首を傾げると、その女子生徒はあわわっと焦りだした。
「す、すみません、違いました!? だいたい声掛けてくる人って、小鳥遊くんのことばっかりで……ごめんなさいっ!」

