肉食アニマルさんは、うさぎちゃんを狙ってます! 〜編入先は、肉食アニマル学園!?〜

「れ、礼偉さん! わたしは礼偉さんを応援しますよっ!」

「ふふふ、ありがとう。でも私、勝ちたいわけじゃないのよ……むしろ、昔みたいに……」



礼偉さんはそこで言葉を区切り、目を伏せました。


……昔、みたいに……?


少し首を傾げていると、礼偉さんは大きなため息を吐きます。

そのまま顔を上に上げて、手に持っていた紅茶を一気飲みしました。



「れ、礼偉さん?」

「さぁ、そろそろいきましょうか。暗い話はもう終わりよ」

「わ、わかりましたっ」



わたしが頷くと、礼偉さんは店員さんを呼びました。

そのまま、「持ち帰るから包んでちょうだい」とお願いしています。

いいんでしょうか、と少し思いましたけど、店員さんは少しも動揺する様子を見せずに頷きます。