碧くん、助けてください!2 完

「私に、先生たちのお手伝いをさせてもらえませんか」

「……え?」



先生たちが困るのも無理はない。急にお願いをしたのは私なのだから。



「先生が幸せに成仏できるように、私に協力させてください。未練解消のお手伝いがしたいんです」



昔……誰かに聞いたことがある。

幽霊は未練を解消したら無事に成仏することができる、って。

私は先生たちを助けたい。もう学校の怪異なんてものに縛り付けたくない。



「……じゃあ、お願いしようかな」

「誉、本当に桃羽さんにお願いしてもいいの?もしかしたらあいつは……」

「桃羽さんがやりたいって訴えている。生徒の意思を尊重するのが、教師の役目だからね」

「……それもそうか」



先生たちが何かを小声で話し合ってから、しっかりと私の目を見てくれた。

こんな無茶なお願い、聞いてほしいなんて強欲なことは言えないけど、でも私はやりたいって思う。

先生たちにお世話になった分、今ここでお返しさせてほしい。



「じゃあ、お願いしようかな。難しい未練だとは思うけど……よろしくね、桃羽さん」

「っ……!はいっ!」



私は、力強く頷いた。

本当の意味で、先生たちとわかりあえたような……そんな気がした。