碧くん、助けてください!2 完

悪意があって隠していたような様子は一つもなかった。きっと、私たち生徒を守るために隠す必要があったのだろう。

頭の中では理解していても、どうしても認めたくないという気持ちが心の中に残ってしまう。

……そろそろ、認めなくちゃいけない、よね……。

私がこうしてくよくよしていたら、先生たちもずっと困ったままだ。

せっかく先生たちが私のために貴重な時間をくれたんだから、私もその時間を無駄にしたくない。



「これから話すことは、桃羽さんにとって苦しいことかもしれない」

「それでも、僕たちの話を聞いてくれるかな?」

「……、はい。聞かせて、ください」



たとえ苦しい話だったとしても……私は、先生たちの過去を知りたいと思える。

いつかは知らないといけないことだと思うから。



「僕たちが死んだのは、確か十五年ほど前……だったかな?」

「うん。死ぬまでも僕たちは確かにこの学園で司書をしていたんだ」